犬との生活にもお互い慣れてきたある日、歩いて20分ぐらいの「難波の宮跡公園」へTALAがひとりで散歩に連れて行った時のこと。ここは遊具もなく、所々に大きな木があるかなり広々とした公園。そばには大通りがあるけど、まわりに大きな建物もあまりなく空が広く快適。ご近所はもとより、車で遠くからも散歩に連れて来られる方も多い、市内でもなかなかのお散歩スポット。ここを通り抜ける人はいても、ほとんどが犬連れ。顔見知りもどんどん増えていきます。
そこへ、TALAが青い顔をして戻ってきたのです。そらが他の犬のボールを借りて遊んでいるところに、よその犬が近づいてきてその瞬間にボールを飲み込んだらしいというのです！ゴム製でテニスボール大はあったとか・・・飲んだところをキチンと目撃したわけではないけど、一瞬でなくなったって・・！あたりを探したけど、そのピンクのボールは見あたらず。まさかそんな大きなボールを飲み込めるはずがない、と思ったのですが、あまりにTALAが心配するので病院へ行くことにしました。
はじめての病院なので電話して。(ワクチン注射以来、こんなことで病院へ行くことになるとは・・・）着いたらすぐに問診、触診、レントゲンそして注射と、あっという間に診察終了。ゴムならレントゲンに写りにくいということで、撮ったものの確認はできませんでした。先生の「たぶん（飲んでいても）大丈夫でしょう」の言葉を信じつつブルーな気分で帰宅。そして、翌朝。
リビングで何やら怪しい物音が。「○△◆◎※・・・！」起きてすぐに、吐いたのです！出てきました、ホントにテニスボールぐらいのピンクのゴムボール！空気は抜けてぺたんこになっていましたが、ホントに飲み込んでたのです、すごい！吐いた後は何もなかったかのように（昨日の夜もいつもと変わらない様子でした）ケロリとしています。お昼には病院から「どうですか？」と電話もあり、無事吐きましたと報告。後日分かったことですが、注射は吐かせる薬だったようです。ついていった二人共、ちゃんと冷静に先生の話を聞いていたつもりでしたが、記憶になかったのです。心配したけど、とにかく元気でよかった！（次の日はお腹をこわしましたが) こんなちっちゃい身体であんな大きなボールを飲み込むなんて・・・。あぁ、そら、キミについてはまだまだ知らないことだらけ。
